「我のからだは砂糖菓子でできているのだ」

「しね」

「嘘と思わば舐めてみよ」

「失せよ」

「遠慮深い犬よな」

「貴様の耳は飾りか」

「飾りのようだとは…汝は耳フェチか?」

「…病気か」

「恋の?汝がか?」

「貴様の心だ」

「…そこまで言うなら汝にくれてやろうぞ(はぁと)」

「ほう、心臓をか。ならばこの場で抉りぬいても構わぬな?」

「そのようなことせずとも汝がものよ」



(…しねばいいのに)